最終更新: kingofgod_justice 2019年06月13日(木) 20:38:59履歴
ジャンル | アクションRPG (シリーズ内ジャンル名:守る強さを知るRPG) |
対応機種 | wii・PS3 |
メディア | 12cm光ディスク 1枚(wii)・ BD-ROM 1枚(PS3) |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
開発元 | ナムコ・テイルズスタジオ |
発売日 | 2009年12月10日(wii)・2010年12月2日(PS3) |
定価 | 7,329円(wii)・8,379円(PS3 |
プレイ人数 | 1人(戦闘のみ1〜4人) |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) |
コンテンツアイコン | セクシャル、暴力、言葉・その他(wii版にはセクシャルは無い) |
判定 | クソゲー・シリーズファンから不評 |
最高の戦闘と最低なシナリオ
シリーズ史上最低最悪のキャラ、シェリア
ひとつの腐ったリンゴが樽全体をダメにする
お前さえいなけれこんなことにはならなかったんだ
ごめんなサイドステップ
『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル(本編)12作目。略称は『グレイセス』『TOG』
マザーシップタイトルとしては、初のWii作品である(シリーズ全体では『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』に次いで2作目)。キャラクターデザインはいのまたむつみ。
PS3版は完全版で追加要素や改善要素がある。劣化要素は有用なバグの削除以外一切無いので、PS3を持っているのであれば新規購入はそちら一択である(シェリアの悪行に耐えられればではあるが・
本項内でボタン操作に触れる場合はPS3版準拠で記載するので悪しからずご容赦願いたい。
特徴
戦闘システム「SS-LMBS(スタイルシフト リニアモーションバトルシステム)」
本作の戦闘システムは3Dになっている
戦闘システム
チェインキャパシティ
従来の術技使用のためのパワーソース「TP」を撤廃し、新たにCC(チェインキャパシティ)システムを導入。C.C.レモンではない。
初出はTOD(リメイク)。
CCは移動や防御以外のアクションを行うと消費される。
消費したCCは基本的に待機(何もしない)や、移動、防御中に自動ですぐ回復する。
特定の行動をとったり、術、技の効果によって回復することもある。
CCの上限はクリティカルゲージがたまるごとに増えていく。クリティカルゲージはステップで敵の攻撃を避けたり、攻撃を沢山ヒットさせたり、防御をし続けることで増えていく。クリティカルゲージが無い時に敵の攻撃を受けるとクリティカルヒットになる。
防御
□ボタンによる防御は受けるダメージをへらすだけでなく防御を続けているとクリティカルゲージが増えやすくなる→スーパーアーマーになる→敵の防御を崩せるという効果が出る
アラウンドステップ
本作の目玉要素。□ボタンを押しながら左スティックを倒すか左スティックをスマッシュ入力するとCCを消費してステップを踏む。
フロントステップとバックステップだけでなくサイドステップも可能。
操作キャラの切り替え
戦闘中に操作キャラを変えるには十字キーを押すだけでいい
アーツ技
○ボタンでCCを消費して攻撃力依存のアーツ技(A技)を発動する。本作にはリメDにあった通常攻撃に当たる攻撃は無く、(強いて言えばアーツ技の1段目が通常攻撃と言えなくもない)続けて入力することでより派手な攻撃へつなげることが出来る。○ボタンと左スティックとの組み合わせや操作する順番によって変化する。CCの消費量は1段目が1、2段目が2とという感じでCCが足りない場合は別のアーツ技が出る。
アーツ技の種類や順番を変更することが出来ないのが要注意ポイント。
バースト技
×ボタンを押すか左スティックを倒しながら×ボタンを押すと、メニュー画面などで設定した術・技を使う。CC消費量は術、技によって異なる。
バースト技は右スティックの上下左右にパーティメンバー(操作キャラ含む)の術・技を設定できる。
その為、素早く味方に指示を出したり自分の術・技を8つセットできたりする。
同じ技を連発すると命中率に減少補正がかかり、敵に攻撃を弾かれやすくなる。
エレスライズ
敵を攻撃したり、敵からの攻撃を防御や回避をするなどしてエレスゲージを貯めて、ゲージを満タンにすると一定時間「エレスライズ」状態になる。
この状態の間はCCが無限になり、秘奥義が発動可能になる。
エレスライズ中に表示される秘奥義ゲージを1本以上貯めた状態で攻撃後にL1ボタンを長押しすると秘奥義ゲージを消費して秘奥義を発動する。
発動する秘奥義は秘奥義ゲージのレベルによって変わる
評価点
戦闘システム
シリーズ最高の出来と呼ばれるという意見が多い。
CC性はすぐに回復する為TP切れを気にせず技をどんどん使える。更に「特技→奥義」というような連携の決まり事が無くCCが尽きるまで技を自由に繋げられる為コンボの自由度が高い。
リメDで問題視されていた「通常攻撃の価値がほとんどない」という点はアーツ技に変えることで解決した。A技を連打するだけでも見栄えのいいコンボになる。
過去作に比べて3Dの特性をうまく活かしている。
サイドステップは3D空間を活かして攻撃を避けたり行きたいところに素早く行ったりといったことが出来る。常にロックオン対象へ向いたままステップを行うので、フリーランのように「敵に背を向けて逃げ回る」といったことは起こらない。
今作のフリーランは移動速度が遅く、CCも減少していくなどデメリットが目立つ。
技にも横に移動する、術でなくても広範囲を攻撃するといった技が多く、いかにして巻き込むか、どこに素早く行くかなどといった駆け引きが楽しめる。
その為、3Dを活かしながらも破綻なく纏まっている。
「なりきり称号」の登場。これは、キャラを戦闘中別のキャラに変身させる(グラフィック・技が別のキャラのものになる)という称号で、全員同じキャラにしたり2周目に加入前、長期離脱のキャラを操作することが出来る。これにより本編序盤辺りから未来編まで長期離脱するリチャードをその離脱期間中であってもパーティに加えたまま(戦闘中のみ擬似的にだが)シナリオを進めることができる。
ソフィの魅力
wii版発売前まではその容姿や服装から評判はイマイチだったが、発売されてから純真無垢な性格などから男女問わず「かわいい」という声が相次ぎ、すぐに人気者となった。
賛否両論点
CC性について
CCはTPとは違ってすぐに回復する代わりに戦闘以外では術が使えないという側面もある。
中にはTP性の方がよかったという声もあり賛否分かれている
その為か、CCが採用されているのは本作とTOD(リメイク)のみである
問題点
シェリアについて
本作最大の問題点
本作の仲間キャラの一人で誰得要素の筆頭。
問題点をまとめると、他キャラクターへの言動など人格的な問題の多さ、シナリオ上の役割の薄さに反する出番の多さ、根幹設定から浮いた規格外の設定の多さ、異常とも言える作中人物からの評価の高さ、といったところ。
このキャラを一言で表すなら、今の時代、現実でもそう居ないであろう性根が腐りきった、傲岸不遜な粗大ゴミ。
兎に角自分の欲望丸出しで協調性や節度が根本から欠如しており、口を開けば問題発言、体を動かせば問題行動と、性格面でいい部分が全くない。
甚大な被害や犠牲者を出しておきながら悪びれない。多少は良識的な一面が見られないと好意的に見る事が難しい、とされても無理のない話だろう。
よくファンからシェリアは人間臭い、普通の女の子などと言われるが、実際は外見と性別と設定詐欺で印象が美化されていただけで、実際はやる事なす事が外道な悪人で、人間らしい部分やどこにでもいる女の子らしい部分が全く存在しない。
開発がほぼ完了した状態で急遽正式なパーティメンバーが決まったことで設定や描写が歪になり、彼女を無理に絡ませた故にシナリオが破綻している。
更に、未来の系譜編ではアスベルがシェリアに恋をするという展開になった。
アスベルは本編ではシェリアを恋愛対象として意識したことが一度も無く、恋愛に鈍感なのでシェリアを意識することは絶対にあり得ないのである。
スマブラXのソニックもギリギリに参戦が決まったために亜空の使者でまともにシナリオが書けなかったのだが、ソニックの場合はラスボスが必殺技を使ってファイター達をまとめて戦闘不能にしようとしたら突然ソニックが特攻して邪魔をしたという程度でシェリアよりはずっとマシである。
ちなみにスマブラXの亜空の使者ではプリン、トゥーンリンク、ウルフはクリア後に特定のステージで仲間に出来る程度で、シナリオに一切関わらない。シェリアもそういう扱いだったら評価が変わったのかもしれない。
総評
戦闘システムは3Dを絶妙に活かしていることもあって非常に完成度が高く、魅力的なキャラも存在したりと良作と言える完成度になる可能性は十分にあった。
しかし、戦闘システムなどの評価をシェリアの問題で全て台無しにしている。このような結果は余りにも勿体ない。
倫理観が欠如しているスタッフのシナリオは期待出来ない為、早急な改善は不可能である。
一点突破のクソゲーといったところか。
闇落ちしたリチャードの顔が
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